前回、経理業務の課題と解決策としてのIT活用、アウトソースについてお伝えしました。
後編では、BPOの特徴とは何か、経理業務に導入した場合の効果を説明します。
さらに弊社シスプロの「給与プロ」をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
BPOとは、営業や人事・教育、事務など、特定の業務プロセスを外部組織に委託することです。
国外に委託先を求めることを「オフショアリング」とも称します。
人手不足に加え、働き方改革による残業規制、人件費上昇の影響を受けて、企業はますますBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に目を向けるようになっています。
ある調査によると、非IT系のBPO市場は年々拡大し、企業の底堅い需要をもとに今後も成長を続けると予想しています。さらにセキュリティと業務効率の面から、テレワークでバックオフィス業務をするより、BPOを良しとする企業が出てきています。
現在の事業環境を考えると、一度はBPOの活用を検討しておくのが良さそうです。
経理業務は繁閑差が大きく、人材調達や業務分担に悩んでいる管理部門も多いことでしょう。
BPOには定期的に発生する大量の経理処理や、ルーティン作業だけを任せられます。
そして、社内で行うより低コストで済むメリットもあります。
BPOは経理の人材不足の問題、「繁忙期の人手不足」「離職者の補充」の2つを回避できます。
BPOは必要な時期に必要なプロセスだけを委託できます。そのため、繁忙期の臨時要員の調達・管理が不要になり、離職発生にともなう業務停滞とも無縁になります。
特に、見逃しがちなのか後者で、少人数で経理業務を回している場合、たった一人の離職で機能停止におちいるリスクがあります。
たとえば、前任者が独自に作り上げた仕組み(Excelマクロなど)に頼っている場合、メンテナンスができないからです。
業務プロセスをまるごとBPOに委託するのであれば、こういったケースを避けられます。
一般に、企業の管理部門には「効率的な処理」が求められており、PCや経理システムの操作に熟知していないと業務遂行が困難な実態があります。
ベテラン社員が定年退職を迎えれば、管理部門のスキル不足の問題が表面化します。ただでさえ多忙な管理部門に、業務やシステムの教育負担がのしかかるのです。
BPOを活用すれば、育成コストの問題から解放され、安定した業務品質を保てます。
BPOのような外部委託であれば、経理業務で起きる内部不正を回避し、作業ミスも削減できます。
経理業務が特定の担当者に集中する場合、モラル低下やうっかりミスが起こることがあります。
経理専門のBPOは公正な処理を行いますし、税制や法令変更にも対応しているのでコンプライアンスリスクの問題は起こりません。
ここで、経理のアウトソーシングを提供する「シスプロ」、給与計算代行サービスの「給与プロ」をご紹介します。
弊社シスプロは以下のアウトソーシング/BPOサービスを提供しています。複数のシステムやサービスの組み合わせも可能、多様なニーズにお応えします。
弊社は1999年創業の老舗アウトソーサーで、全国にBPOサービスや人材事業を提供しています。
長年の信頼と実績により、現在では13,800社に利用登録いただいています。
祖業の人材派遣からITシステムまで、企業を強力にサポートします。
弊社は業界や企業規模を問わず、さまざまな企業の現場、バックオフィス業務を多数支援してまいりました。
数多くの導入や運用事例から企業の現場を熟知しており、ご要望に丁寧に対応します。
導入時のご相談から、担当がお伺いしての打ち合わせ、本稼働後のフォローまで、心配な点もお気軽にご相談いただけます。
「給与プロ」は低価格で給与計算の業務全般をアウトソーシングできるサービスです。
月々の給与計算に加え、賞与計算、年末調整、マイナンバーの管理など、企業の給与計算に関わる各種業務をすべて代行します。社会保険や納税に関わる専門業務もサポートいたします。
またシスプロは給与計算の代行だけでなく、経理業務全般の代行もお引き受けします。
給与計算以外の経理業務を委託したいとお考えの企業のご相談に応じます。
給与プロの導入で、給与計算にかけていた事務コストを約45%削減できます(弊社試算による)。
勤務表チェックや集計、入力といった単純作業はアウトソースすることで、労力と時間を他の業務に回せるようになります。
担当者が毎月給与計算のために残業を強いられることもなくなります。
給与プロでは主に以下の6つのサービスをご提供しています。
月々の勤怠から月次単位での給与計算を行い、作成書類を貴社に送付します。
賞与支給にあわせ、賞与計算を行います。
その年の12月分の給与にて、源泉所得税の過不足精算を行います。
5~6月に集中する住民税の年度更新に関わる事務を代行します。
納税や各種保険の手続きに必要なマイナンバーの収集・管理の対応が可能です。
経理業務に関わる労働保険や社会保険に関する手続き業務をサポートします。
管理部門の課題は主に効率化と経営支援です。
まずは業務過多の解消と効率化に取り組むことで、自部門の付加価値をつける道筋がつけられます。
打ち手に迷っているなら、導入しやすい給与計算BPO/アウトソーシング「給与プロ」を検討されてみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
おサービス内容・お見積もりの詳細は、お気軽にご相談ください。
管理部門の課題とは。解決策は給与計算代行/アウトソーシング(BPO)活用にあり(後編)
管理部門の課題とは。解決策は給与計算代行/アウトソーシング(BPO)活用にあり(前編)
【徹底解説】2020年から2021年の年末調整の変更点(後編)
【徹底解説】2020年から2021年の年末調整の変更点(前編)
【2020年の年末調整】改正で控除が変わった、作業はここに注意
給与計算アウトソーシング・代行のメリット・デメリット、料金の相場や導入のポイントをご紹介します
給与計算アウトソーシングの相場について比較してみました。
中小企業こそ給与計算アウトソーシングが必要。導入を検討してみませんか。
<働き方改革関連法 情報>2019年4月1日から「働き方改革」スタート!
給与計算アウトソーシング/代行が人気の理由とは?そのメリットとデメリットを徹底検証!
【ペイスリッププロ】給与明細のweb・電子化によるメリットとデメリット